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![]() 青弓社編集部編『こんなスポーツ中継は、いらない!』(青弓社、2000年)。映画評論家、大学教授、フリーアナウンサー、フリー編集者、評論家、文筆業など、いかにも口うるさそうな10人によるスポーツ放送批評10編。取り上げられているスポーツ放送は、プロ野球(2編)、高校野球、サッカー(2編)、プロレス、箱根駅伝、テニス、ラグビー、F1。 批評の眼は、タコツボ主義の競技団体、スポンサーの意向と視聴率に縛られるメディア、精神主義に傾斜しすぎる日本人、貧しい日本のスポーツ文化、競技への理解の乏しいカメラワークなどにも向けられていますが、圧倒的に叩かれているのは「アナウンサー」と「解説者」の次のようなしゃべりです。特定のアナウンサーや解説者を思い出す人も多いのではないでしょうか。 ・バックグラウンド情報はおろか、競技そのものについて無知なアナウンス ・間違ったことや時代遅れの理論を説く解説 ・試合に関係のないおしゃべり(裏話、自慢話、トリビアルな知識のひけらかし) ・「元選手」というだけで中味のない解説 ・感動の押し売り(絶叫、美談、根性物語) ・あらかじめ決められたストーリーに誘導する語り この本が出版された2000年には行なわれていなかったのか、誰も叩いていませんが、このごろの放送で私があまりにもあまりだと思うのは、アイドルタレントによる取材や応援(バレーボール)と、MC能力も専門知識もないタレントによる番組進行です(織田裕二は湾岸署では熱いけど世界陸上では寒い)。この傾向はどんどんひどくなってきているようです。 スポーツは生で観るのがいちばんですが、いつもそうできるわけもなく、テレビ観戦は必須です。すぐれた実況と解説は、スポーツ観戦をより楽しいものにしてくれます。その競技のファンを増やし、スポーツ文化を成熟させることにも貢献します。アナウンサーや解説者のみなさん、テレビの前でおいしいビールが飲めるよう、よろしくお願いします! 「スポーツニュースは恐い」も、ぜひあわせてお読みください。 ●ご用とお急ぎでない方は下のアイコンに応援のワンクリックをお願いします。
by tennis_passtime
| 2008-11-20 23:36
| ●読書ノート
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