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![]() 私の場合、体の左右のバランスが微妙に崩れているためだと思いますが、激しく運動すると左半身に張りを感じます。整体マッサージを受けると、いつも左半身の硬さを指摘され、ストレッチを怠らないようにと指導されます。昨晩も、「ストレッチは根気ですよ」と言われました。 スポーツ以外にこれといった趣味がない私は、体が動かなくなったら辛い人生になりそうです。予防のための自覚と方法を学ぶべく、島田永和著『痛い腰・ヒザ・肩は動いて治せ』(朝日新書)を手にとりました。著者はオリンピック級の選手を数多く診ているスポーツ整形外科医です。 痛むからといって動かさないでいると、身体の他の機能(筋力や平衡機能など)が衰え、表面的には治っても元のようには機能しない身体になり、すぐ痛みを感じる悪循環に陥ってしまうというのが著者の主張です。我慢できない痛みや危険な痛みには最低限の安静は必要ですが、その期間はできるだけ短くして、できるだけ早く無理のない運動を開始すべきであるというのです。「膝の軟骨が少しすり減っているからといって、動かないで安静にすることは絶対してほしくありません。医師もそのようなアドバイスをするべきではないと思います」と力強く断言しています(p.187)。 体が痛くなったりケガをしたら、安静にする、固定する、というのが治療の基本になっている整形外科のあり方に、ひいては医療界全体に警鐘を鳴らす本でもあります。高齢者に安易に安静を言い渡す治療が、寝たきり老人の数を増やし、医療財政の悪化を招いている、という指摘には説得力があります。患者のニーズ(試合に出場する、家族と海外旅行に行く、etc.)やQOL(生活の質)を尊重し、患者とともに治療方針を考えていくべきだという本書は、医療従事者へのメッセージでもあります。 指が動かなくなったピアニストに著者が語った言葉に励まされました。「人間の身体は死ぬまで使い方次第で向上するようになったぁるんやで。……そりゃぁ若いときに比べると、同じ努力でも身につく度合いが目減りしてくることはしゃーないけど、生きている身体は必ずトレーニングには反応するもんやねん」(p.80) ●ご用とお急ぎでない方は、ぜひ応援のワンクリックをお願いします!
by tennis_passtime
| 2008-07-14 22:12
| ●読書ノート
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