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![]() ![]() 激しく、残酷で、美しい戦いだった。技術と体力と精神力の限りを尽くした4時間48分(雨による中断を除く)のロングマッチ、ウィンブルドン史上最高の試合を制したのはスペインの若武者ナダル。スコアはナダルの6-4、6-4、6(5)-7、6(8)-7、9-7だった。 いきなりフェデラーの2セットダウンとなったとき、私はフェデラーがナダルに完敗した全仏の決勝戦を思い出していた。しかし、続く第3セットと第4セットは、息が詰まるようなサービスキープの末にタイブレークとなり、その両方をフェデラーがもぎ取ったのである。 なんというカムバック! しかも4セット目は2本のチャンピオンシップポイントを握られながらの逆転だった。2本目を凌いだ、神がかったようなフェデラーのバックハンドを見ることができた自分を本当に幸せだと思う。私はテレビの前で何度も声を上げ、感嘆の溜息をついた。「フェデラーに神が降りた。最終セットもフェデラーだ」と思った。 しかし、3度目のキープ合戦となった第5セット、7-7からの15ゲーム目、相手のサーブを破って雄叫びを上げたのはナダルだった。16ゲーム目、ついに力尽きたフェデラーが最後のショットをネットし、6連覇の夢は潰えた。芝の上に、新しい偉大なチャンピオンが誕生した。 試合開始は午後2時35分(日本時間の夜10時35分)。終了は、雨による中断もあったため夜の9時16分(日本時間の朝5時16分)だった。試合後、記者会見に臨んだフェデラーは、「テニスでは、どちらかが勝ち、どちらかが負ける。引き分けはない。それは仕方ないことだ。この負けはこれまでのなかで最も辛い」と真っ赤な目で語った。
by tennis_passtime
| 2008-07-07 23:05
| ●プロテニス
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