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アメリカのTENNIS誌(誌(2008July)がウィンブルドンの予想記事を掲載していました。「天候がどうなら」とか、「誰の調子がどうなら」といった仮定や条件のない、ピンポイントの潔い予想です。以下に紹介するのはその結論部分の要約。今日はまずは男子から。
フェデラー(優勝) 2007年の決勝でナダルにあと一歩のところまで追い詰められた。これはフェデラーの君臨が終わろうとしている徴しなのか、最後に勝つのはやはりフェデラーであることの証しなのか。後者と考える。今年ここまでのフェデラーの足取りはおぼつかないが、ウィンブルドンの芝が彼にエネルギーを注入するだろう。フェデラーのテニスには芝の上では弱点がない。 ロディック(準優勝) ここ数年グラス・コートの世界No.2だが、その座をナダルに脅かされている。追撃者を退けることができるか。ロディックには強烈なサーブがある。過小評価されているがベースラインでのプレーは安定しており、遅くなったウィンブルドンの芝では武器になる。なによりも今シーズン、ロディックはフェデラーとナダルに勝利しており、同一シーズンで再び勝利する決意でウィンブルドンに臨むはずだ。 ナダル(SF=ベスト4) ローランギャロスとウィンブルドンの間隔が短いことはナダルを利する。全仏制覇の余勢を駆って、あふれんばかりの自信をもってウィンブルドンに臨める。今年も全仏に勝てば、同じことが繰り返される(注:記事は全仏決勝前)。しかし2007年、それでもナダルは勝ち切れなかった。芝ではロディックとジョコビッチがナダルを上回る。 ジョコビッチ(SF=ベスト4) オールラウンドな能力が芝で威力を発揮することは昨年のSF進出で証明された。今年は全豪でグランドスラムにも勝った。芝ではナダルより有利であることを疑う理由はないし、フェデラーをも脅かす存在といえる。唯一の懸念は体調・体力。この3カ月休みなく激しく闘い続けたことの影響がどう出るか。去年、もう十分と思ったジョコビッチは、ナダルとのSFを途中棄権している。 ナルバンディアン(QF=ベスト8) 芝でのオールラウンドな能力を持っているが、しばしば犯すオーバーウエイトとプレッシャー(ヒューイットと戦った2002年の決勝でカチカチになって完敗)によって、その能力をフルに発揮できずに終わるだろう。 ガスケ(QF=ベスト8) 最近のフランス勢は芝で健闘している。ガスケ然り。昨年ウィンブルドンでSFに進出したほか、前哨戦のノッティンガムでも過去2回優勝している。フェデラー同様、ガスケのクリエイティブなショットメイキングは芝で威力を発揮する。 ダビデンコ(4R=ベスト16) クレーを得意とするが、過去6回出場したウィンブルドンでは昨年の4Rが最高。芝のコートでは、サーブ力不足は他のコートより深刻な障害となる。脚力でなんとか4R進出。 みなさんはこの予想をどう思いますか 私は、ナダルは芝でもジョコビッチやロディックに全然負けていないと思いますし、この予想記事が書かれた後、さらに勢いを加速しているので、フェデラーにとっての脅威No.1だと思います。 フェデラーは、6連覇のためには、(私の予想では)SFでジョコビッチ、Fでナダルを退けなくてはなりません。この大きな試練を乗り越えるなら、フェデラーの偉大さはさらに輝くでしょう。フェデラーにとってはFの相手はロディックのほうがありがたいでしょうが、テニスファンとしてはナダルとの宿命の対決を見たいと思います。 ロディックにはひたむきな悲運のイメージがあり、頑張ってほしい選手です。SFでナダルと対戦しますが、TENNIS誌の予想を頭の片隅に置いて、テレビ観戦を楽しむことにします。
by tennis_passtime
| 2008-06-21 10:07
| ●プロテニス
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