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![]() 2カ月近くブログ更新を怠りました。公私両面で多忙、パソコンに向かう余裕がありませんでした。一昨日、いつもお世話になっている歯科(助手のお嬢さんたちの美人度日本一!)に行ったら、お店ナンバーワンホステス、じゃなかった歯科助手のお嬢さんから、「ブログがず~っと変わらないから病気かと心配してました」とうれしいお言葉。心配させてごめんなさい。安心してください、元気です。 元気な証拠に、6月7日土曜、「2008年しまなみ海道100kmウルトラ遠足(とおあし)」に参加、広島県福山市から愛媛県今治市までの100kmを完走してきました。病気の人は100km走りませんからね。 所要時間17時間38分04秒。平均すれば時速5.7km、キロ10分31秒。なんだという遅さですが、これを100回繰り返すところに、ただならぬ意義があるとお考えください。 前置きはこれぐらいにして、大会前夜の現地入りからゴールまでをドキュメンタリー風に報告することにしましょう。 ■ドタバタの現地入り……出走前夜 (1)前夜、東京で仕事を終え、7時前の新幹線で広島・福山に向かう。指定席券が取れなかったので自由席。混雑のため車内販売なし。空腹に苦しむ。新神戸を過ぎてようやく車内販売が来たが、目の前の客が最後の弁当を買ってしまった。責任者出て来い! (2)夜11時前にホテルにチェックイン。売れ残りのコンビニ飯で空腹を満たす。ゼッケン装着などの準備をして深夜12時就寝。 ■いきなりトラブル発生……スタート直後 (3)早朝4時起床。長野から参加している友人夫妻といっしょに、ホテルから徒歩20分ほどのスタート地点の福山城へ。ゴールで受け取る荷物と、中間50km地点で受け取る荷物(着替えなど)を預けてスタートラインに着く。 (4)参加者1026人。早朝であることと、平均体脂肪率が約2%(所長推定)低いことを除けば、スタート風景はフルやハーフの大会と特に違わない。 (5)新しく買ったSkins(スキンズ)のタイツを穿いたが、前後さかさまじゃないかという不安に襲われる。同じタイツを穿いているランナーをキョロキョロ探しながら走っていると、あ……やっぱり逆だ。「バイオアクセレレーションテクノロジーを組み込んだ段階的着圧性能製品」(メーカーの商品説明より)も、さかさまに着用する間抜けなユーザーのめんどうまでは見てくれないだろう。 (6)前後逆穿きのせいだけではないだろうが、10kmにもならない早い段階で、左膝裏からふくらはぎにかけて強い張りを感じる。ほとんど攣りかけている。痛いのを我慢して押し続けてもらった一昨日の整体マッサージが原因と思い至る。う~ん、100kmは無理かな。 (7)街中を抜け、家と田んぼと川を見下ろす土手道を通って林の脇に差しかかった10km付近。木の陰に隠れて逆穿きSkinsを穿き換える。Speedoの水着ほどじゃないけど、ピチピチで穿きにくい。攣りかけた足が本当に攣りそう。このまま走ったほうがいいのかしら?尻も股間も人様に見せられるほど立派なものじゃないので焦る、焦る。 ■ピンチ脱出……中間地点まで (8)前後を正しく穿き直したら、あ~ら、値段も高いだけあってやっぱり全然違うわ。さすが、バイオアクセレレーションテクノロジー。攣りかけていた足も、なんとなく元気になってきた感じ。 (9)大会の制限時間は16時間。朝5時にスタートして、夜9時までにゴールすればよい計算。キロ9分で刻めば15時間でゴールできる。キロ9分は無理なペースではない(100km終わったらキロ10分31秒だったわけだけど)。50km付近までは、もしかしたら制限時間内にゴールインできるんじゃないか、とさえ思いながら走った。 ![]() ![]() ![]() (10)エード・ステーションのうれしさはフルマラソンの比ではない。私が大喜びで食べたものは……ぶっかけうどん、スイカ(止まりません)、オレンジ、生絞りオレンジジュース(目の前でハーフカットされたオレンジが絞られるんです!)、おにぎり、冷そうめん、プチトマト、梅干。とくにスイカとオレンジがありがたかった。100kmも走って体重2kmぐらいしか減りませんでした。 ![]() ![]() ![]() (11)海を見ながら走るコースが素晴らしい。海沿いの道。潮風。瀬戸内海の島々をつなぐ美しい橋(全部で9本渡ります)。橋の入口へと登っていく山の緑の中のアプローチ。あたたかい太陽。鳥のさえずり。サイクリングの自転車の機能美。 (12)50km手前のエード・ステーションで主催者サービスの無料マッサージを受ける。ありがたい。生き返る。青年トレーナーから「大丈夫、膝は動いてます。筋肉が張ってるけど、完走できる足です。75kmで待ってます」とうれしいお言葉。 ■天国と地獄のまだら模様……中間地点以後 (13)マッサージ効果で元気に再出発。すぐに50km地点。スタートしてから7時間50分。「まだ半分か」と気が遠くなると事前に脅されていたけど、それほどでもない。マジで制限時間内にゴールできるかも……(14)と思ったのも束の間、60kmあたりで足が止まる。65kmまでの5km、70kmまでの次の5kmの長いこと長いこと。ここで頑張らなくては、と歯を食いしばる。 (15)このあたりから、友人知人にメール打ちまくり。一人では耐えられません。その都度、「がんばれ」とか「行けるところまで行け」とか返事をくれていたマラソン仲間のひとりが、あまりに頻繁だったからか、「ゴールした時点でメールください」。 (16)70kmのエード・ステーション。女性アナウンサーが名前入りで歓迎してくれる。「ゼッケン891番、神奈川から参加の横浜テニス研究所所長さんの到着で~す。所長さん、ガンバレ~!」。ボランティアスタッフがドリンクを手渡しながら、「はい、所長さん、どうぞ~」。疲れが吹き飛びました。 (17)あれ、マッサージをやっている。さっきやってくれた青年をつかまえた。「マッサージは75kmじゃなかった?」「ごめんなさい、間違えました」「あと25kmじゃなくてあと30kmか……」と変な落胆。「僕が背負って5km走りましょうか?」のジョークに力なく微笑む所長。男の渋さがにじみ出てきたのではないかな。 (18)再びマッサージ効果。85kmぐらいまでそこそこ走れた。85kmあたりで再び足が止まる。制限時間の16時間以内のゴールが不可能になった。 ■無言の徒歩行脚……ゴールまで (19)空も暗くなって、路面に描かれたコースを示す矢印が見えなくなった。ゴールまで迷わず走れるだろうかと不安になる。ラッキーなことに前を家族連れが歩いていたので、ついて行こうと決心する。でも、ピッチ速すぎ。ほとんど小走りで追いかける。 (20)92km地点、最後のエード・ステーション。夜の闇でキロ表示看板が見えなかったので、あと何キロかと訊いたら、「8km」だって。ウソでもいいから100mと言ってほしかった。 (21)今治市街に入ってひたすら歩く。10人ほどの集団の中の1人として。やがて商店街のアーケードの灯りが目に飛び込んできた。2人の女性が拍手しながら迎えてくれている。制限時間を過ぎても待っていてくれると聞いていたが本当だった。「足よ、あれがゴールの灯だ……」と思ったら、あと2kmだって。勘弁してくれ。(22)今治城内を抜けて歩く。雰囲気があって憎いコース設定。でも、ほんとにあと2kmだったの? あれから10kmは歩いていると思うけど……と思い始めたときに、ついに、ついに、本当に正真正銘のゴールが見えてきた!あと50メートル。 ■ゴォォォォール! (23)ゴール付近は撤収作業も佳境を過ぎたらしく、物悲しい祭りのあと。どこかにゴールゲートか、せめてゴールラインでもないものかと探す。ゲート状に組まれたスチールパイプがあった。しばらく前までは「ゴール」と書かれた横断幕がかかっていたのだろう。ひとりその下をくぐる。周囲のだれも気にもとめていないが、頭の中では大ファンファーレ。大いなる満足感、達成感。 (24)足元に、トラックに積まれる寸前の時計を発見。まだ動いている。表示時間を携帯カメラで撮影。17時間38分04秒。これを我が100kmマラソン初挑戦の公式記録とする。■熱をさましながら……アフター・マラソン (25)制限時間オーバーのランナーはいつまでも感慨に浸っていることはゆるされない。「早くホテルに帰らないと、開いている飲み屋がなくなってしまう」と焦る。荷物を受け取ってホテルに。付近に飲み屋なし。コンビニ歩いて10分(どんなとこや!)。部屋まで歩くのも辛いのに。ホテルの自販機で買った缶ビールで、先にホテルに到着していた友人と静かに祝杯。来年の再挑戦を誓う。 (26)翌朝9時にホテルをチェックアウト。前日走った道をバスで福山へ。福山から新幹線。名古屋で友人夫妻と別れ、横浜の自宅に無事生還。 ■主催者発表データエントリー:1109名(44都道府県・1106名/香港・3名) 出走者:1026名 完走者:769名 完走率:74.9% 男性1位:松下剛大さん(29歳・東京都)/記録7時間45分 ←速すぎ。どんな人でしょう? 女性1位:山下まゆみさん(39歳・京都府)/記録9時間49分 ●ご用とお急ぎでない方は、ぜひ応援のワンクリックをお願いします!
by tennis_passtime
| 2008-06-11 06:03
| ●所長のマラソン・登山
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