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テニスが出てくる小説完全読破プロジェクト(?)の一環で、斎藤純『テニス、そして殺人者のタンゴ』(講談社文庫)を読みました。単行本は1988年、文庫版は1992年の出版です。
20年前に死んだ幻のジャズピアニストの演奏テープが発見された。録音を一切残さなかったはずなのに。真贋の判定のために関係者が一堂に会した試聴会の翌朝、テープ発見者が死体で見つかる。ジャズのリズムに導かれるように、次第に謎が明らかになっていく。 ジャズと外車と酒。都会的な雰囲気とハードボイルドな文体で読ませるミステリーです。この本のことも著者のことも知りませんでしたが、書名に「テニス」が含まれていたおかげで出会うことができました。ジャズやポルシェや酒を差し置いて書名の一部になるほどテニスは重要なモチーフではありませんが、なぜかこういう書名になっています。 そんな著者のテニス愛に敬意を表し、主人公(盛岡のデパートに勤務するイベントプランナー)の口を借りて披瀝されたテニス観を紹介しましょう。テニスプレイヤーには2つのタイプがあるというくだりです。微妙に違う表現で2回語られているので、私なりに箇条書きにまとめてみました(文庫版で162ページと168ページ)。もちろんストーリーとは関係ありません。 ■フォームでテニスをするタイプ ・努力型 ・練習を積み重ねて自分に合ったフォームを獲得 ・常に安定している ・フットワークは同じフォームで同じスイングをするため ・コナーズ、サバティーニ、レンドル、ベッカー ■タッチでテニスをするタイプ ・天才型 ・フォームやスイングは一定ではない ・当たりだすと手がつけられないが好不調の落差が大きい ・フットワークは体の軸を保つため ・マッケンロー、メチージュ、ルコント 特に斬新な見方ではないかもしれませんが、こういう話が出てくるとテニスファンの私などはそれだけでうれしくなります。ジャズファン、車ファンの人は、もっとうれしくなる本です。
by tennis_passtime
| 2007-12-14 00:36
| ●読書ノート
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