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![]() マラソンのタイムは一向に伸びない私ですが、読む本のタイトルだけは速くなっていきます。今回読んだのは『マラソンは「ネガティブスプリット」で30分速くなる!』(吉岡利貢著)です。30分速くなるといわれたら、買わないわけにはいきません。 ネガティブスプリットとは ネガティブスプリットというのは前半より後半にペースを上げて完走するペース配分のことです。最近のマラソンの勝者は、世界最高記録のゲブレセラシェの2時間4分26秒を含め、ほとんどがネガティブスプリットだそうです。 後半はペースが落ちるのが当然と思っている私は、できるだけ前半に貯金しておこうと飛ばすのが常です。「今日は絶対イーブンペースで走るぞ」と誓っても、最初の数キロでくじけて、ちょっとずつ貯金を始めてしまいます。それが後半に失速し、結局目標を下回るタイムしか出せない原因だったというわけです。 なぜ前半抑えるとよいのか 筋肉のエネルギー源は脂肪と糖質(グリコーゲン)。脂肪なら体に売るほどありますが、糖質は筋肉に200〜250g、肝臓に70〜80gしかありません。マラソンでは脂肪がメインのエネルギー源ですが、運動強度が高くなると糖質が使われ、糖質が枯渇すると体が動かなくなります(抹消性疲労)。 加えて、全身のエネルギーの20%を消費する脳。脳のおもなエネルギー源は、体内にわずかしかない糖質です。糖質が不足してくると、脳は筋肉が糖質を使い切ってしまわないように、運動指令を低下させます(中枢性疲労)。糖質が不足すると精神力も発揮できないわけです。 糖質不足による体と頭(精神力)の疲労が引き金となり、いわゆる30kmの壁が現れ、失速します。前半を抑えて走れば、糖質は温存され、最後まで走りきることができるわけです。 話はここから。続きはこちらです。
by tennis_passtime
| 2013-07-14 01:18
| ●所長のマラソン・登山
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