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録画してあったWOWOWのグランドスラム名勝負シリーズ、2001年全米QFのアガシvsサンプラスの一戦を観戦しました。当時のランキングはアガシ2位、サンプラス10位。2002年に引退したサンプラスにとってはテニス人生終盤の試合だったわけですが、6-7(7)、7-6(2)、7-6(2)、7-6(5)でサンプラスが勝ちました。サービス・ブレークが1ゲームもない緊迫した試合で、堪能しました。
当時、私はWOWOWを契約しておらず、スクランブルのかかった画面を睨んでいたわけですが(笑)、今回の録画観戦で岩佐徹アナウンサーが、聞きやすい声と滑舌で、適度かつ的確に状況を説明していることに好感を持ちました。素人の視聴者の感想ですが、現在のWOWOWのアナウンサー陣とはかなり力量に差があるように思います。 たとえば、サンプラスの甘いボレーをアガシがネットしたとき(珍しくイージーなミスでした)、岩佐氏は、「これはサンプラスがネットについてプレッシャーをかけたと見なされるので、アガシのアンフォースト・エラーにはなりません。ネットプレーヤーと対戦した相手は記録上、アンフォースト・エラーが少なくなります」と説明していました。これはテニスを理解するうえで参考になる知識だと思います。調べあげたトリビアを試合展開と関係なく持ち出すアナウンサーはいても、こういう意味のあるトリビアを教えてくれる人は、あまりいないように思います。 と言いつつ、私が調べたどうでもいいトリビアを披露させていただきます。 サンプラスvsアガシの最終的なキャリア通算対戦成績はサンプラスの20勝14敗。サンプラスはこの大会でラフター(6位)、アガシ(2位)、サフィン(3位)を破って決勝まで進みましたが、ヒューイット(4位)に敗れました。この時の世界1位はクエルテンでしたが、QFでカフェルニコフに敗れています。クエルテンといえば、2000年に来日した際、有明スタジアムから外の1番コートに移動中、横浜テニス研究所所長とすれ違っていますが、このトリビアを知るのは世界広しといえども私だけです(クエルテンも知らない)。 サンプラスとアガシのハイレベルなライバル関係について、実況の岩佐徹氏と解説の柳恵誌郎氏が、将来これほどのライバル関係は登場しないだろう、と意見を一致させていましたが、数年後にはフェデラーvsナダルのライバル関係が出現しています。あらゆるスポーツが、そういうものなのでしょう。 ●ご用とお急ぎでない方はワンクリックをお願いします。 ![]() ●もっとご用とお急ぎでない方は▶所長の読書ブログもご笑覧ください
by tennis_passtime
| 2012-01-11 00:07
| ●はみだし日記
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