フェデラーがまたしてもジョコビッチに敗れました。ローマ大会のSF。スコアは6-4、3-6、3-6。最終セット2-1からジョコビッチのサービスゲームを破って3‐1としたときは行けるかと思いましたが、次のサービスゲームをなんとラブゲームで落とし、追いつかれてしまいました。
そのあとはズルズルと腰砕けのように寄り切られてしまいました。解説の丸山薫氏もそういう意味のことを言っていましたが、勝てないという否定的なイメージにメンタルが支配されているのかもしれません。表情は不安げで、最後は投げやりとさえ見えるミスで自ら幕を引きました。
うつむいてコートを引き上げるフェデラーを見ながら、最近読んだ米TENNIS誌(May2008)の記事を思い出しました。Sports Illustrated誌のシニアライターであり、確かな見識で知られるL.Jon Wertheimが、フェデラーへの歯に衣着せぬアドバイスというかたちで興味深い記事を書いています。ポイントは4つあります。以下に、かいつまんで紹介させていただきます。
■コーチ
独力で戦っていることにあなたが誇りと自信を持っていることは知っているが、それはもう過去のこととすべきである。あなたのために戦略を立て、敵状を偵察する副官たるコーチを雇うべきだ。あなたは、たとえばガルビスの強みと弱みを知っているか? マレーのような若い挑戦者に対する確たるゲームプランを持っているか? 技術的コーチは要らないが、グランドスラムにだけやってくるコーチではなく、メールで助言するだけのコーチでもなく、あなたと一緒にツアーを回るフルタイムのコーチを雇うべきである。最近のあなたの敗戦は、テニスではなくメンタルでの敗戦である。スポーツ心理学者を雇いなさい。給料の10倍の働きをしてくれるだろうし、あなたには十分なお金があるはずだ。
■ラケット
あなたが使っているフェースサイズ90インチのラケットは男子ツアー中でも最も小さい。パワーを犠牲にしてコントロールを重視してきたことは知っているが、いまのあなたにはそれは適切ではない。ミスショットが増えてきている。面の大きいユーザーフレンドリーなラケットに変えるべきだ。サンプラスが引退後、もっとパワーのある使いやすいラケットに替えるべきだったと悔やんだことを思い出すべきである。他の選手が最先端のデジタル電話を使っているときに、あなたはダイヤル式の電話を使っている。
■姿勢
勝ち続けていたこころのあなたはいつも微笑んでいた。最近のあなたからはテニスする喜びが感じられない。メディアとも疎遠になった。低迷があなたを気難しくしている。ピリピリした雰囲気によって力を出せる選手もいるが、あなたはそういうタイプではない。
■ライバル
あなたは誰が相手でも普通に自分のテニスをしていれば勝てる。しかしナダル相手にそれでは勝てない。対ナダル仕様のテニスに切り換え、そのなかで最高のショットを連発しなければならない。しかもナダルは疲れも恐れも知らない。全豪オープンで涙で言葉を詰まらせるずっと前から、あなたの頭の中にはナダルが住み着いていたはずだ。しかし、敗北は機会でもある。ライバルの存在を喜び、宿命的障壁(nemesis)を克服する難行に挑んでほしい。それができればあなたはテニス史において不動の地位を確立できるだろう。
勝利もそうだが、適応力も成功の証のひとつである。あなたにその力があることを私は露も疑わない。この先数年、あなたはもっと多くのことを成し遂げるだろう。
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