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![]() マラソンがブームで入門書の出版も盛んです。テレビ解説でおなじみの金哲彦が書いたユーモラスな仕立ての『フォームが「変わる!」「速くなる!」金哲彦のタイプ別ランニング診断』(MCプレス)を読みました。 タイトルにある「タイプ」とは、「出身スポーツ」です。ふだん(かつて)やっているスポーツ別に、走り方の特徴と改善方法を解説した本です。それでは、さわりを少々。思い当たるフシはあるでしょうか? ■テニス ・利き腕の振りが大きく、バランスが悪い(右利きなら右腕の振りが大きく、重心が左足にかかる) ・重心が低く、前かがみで内股、尻が出ている ・太ももの筋肉は発達しているが、腰と尻に筋肉が少なく、女の子走りに近い ・長時間の競技だが、ポイント間に休みが入る無酸素運動のため、有酸素運動のマラソンとは体力の消耗度は違う ■水泳 ・競技の特性上、脂肪がついていて長距離に敵さない(体重を落とす必要がある) ・足首が柔らかくてグラグラ ・重心が高い ・上半身と下半身の使い分けがバラバラ ・肩甲骨の可動域が広く上半身のフォームは良い ・肺活量も多くエンジンは文句なし ■サッカー ・O脚気味(中盤を堺に膝の故障を訴えがち) ・重心が低く腰が落ちている ・腕の振りが小さく肩甲骨を効果的に使えない ・視野が広く、五感を外に向けるクセがある(マラソンでは自分に意識を集中すべき) ・スタミナはOK ■野球 ・体が硬くて重く、走るのは苦手(特にスラッガータイプ) ・力強い下半身は打つための土台ではあるが、重い走りになる ・力まかせで走る傾向がある ・タバコを吸う選手が多く、マラソンには当然マイナス ■バスケットボール ・心肺機能が高く、持久力があり、足首も強く、筋力のわりに体重も軽く、マラソン向き ・膝が上がりすぎ、上下動が大きく、思ったほど前に進まない ・ストップ&ゴーの反復には強いが、ゆっくり同じスピードで走りつづけるのが苦手 ・オーバーペースでつぶれる傾向がある ■バレーボール ・上下動が激しい ・瞬発力のスポーツなので長距離は苦手 ・手足が長いが、鍛えられて重くなっている場合は、マラソンにはマイナス ・片足ジャンプが苦手(ランニングは片足→片足の繰り返し) ・長時間練習でスタミナと精神力は強い ■格闘技 ・常に尻に力が入っている ・ボクシング=ファイティングフォームのまま脱力せず走っている ・相撲=膝が上がらず思うように前に進まない ・柔道=馬力に任せて足で身体を運ぼうとする 本書が扱う「タイプ」は、「スポーツ種目」のほかに「職業」(サラリーマン、長距離ドライバー、医者、弁護士、自衛官、キャバクラ嬢、女性芸能人、公務員)と「動物」(イノシシ、ゴリラ、シカ、サイ、キリン、シマリス、ダチョウ、ネコ)。基本的な教則本ではありませんが、楽しめる本です。
by tennis_passtime
| 2009-02-14 10:08
| ●スポーツ(テニス以外)
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