やった！ 5時間切りの目標を達成！……勝田全国マラソン

いっしょに出走したS夫妻、Ｓ嬢といっしょにスタート前の記念写真

2009年1月25日。勝田全国マラソン（茨城県ひたちなか市）に出走しました。目標は、このところ何度も失敗している5時間以内の完走。それができれば、コースを間違えて27kmで完走（？）してしまった河口湖マラソンと、大逆転負けを喫した前日のテニスのリベンジを一挙に果たすことができます。

■スタート地点へ
5時起きで上野に向かい、7:30発のフレッシュひたち5号に乗車。脱サラして花卉農場（「花組ファーム」）を営む先輩が、線路沿いに建つ温室の前で手を振って応援してくれました。うれしかったです。ありがとうございます！ エネルギーをもらって勝田駅に到着しました。

ホームに降り立つと、後ろから「所長さん」と呼びかける声が。振り返ると何年も会っていなかったMさんだったのでびっくり。互いに健闘を誓い合いました。

天候は快晴無風、これ以上期待できないマラソン日和です。受付けをすませ、着替えをしながら、気持ちが高ぶってきました。苦しいマラソンをなぜ続けるのか改めて考えると、完走できたときに味わう達成感の次に、スタート前の高揚感も大きいと思います。いっぱしのアスリート気分、大袈裟に言えば出陣前のサムライの気分です。

■飛ばす、粘る、もがく
スタート後、体調はまずまずだと感じました。これまではイーブンペースを心がけて走っていましたが、今回は、前半はハーフマラソンをベストタイムで走るつもりで飛ばし、あとは粘り、もがく、という作戦でした。具体的に言うと、20kmまではキロ6分、そこから30kmまではキロ7分、そこから40kmまではキロ8分。それができれば残り2.195kmで30分あるので、這ってでも5時間以内に完走できるという計算です。

そう方針を変えたのは、前にスポーツトレーナーの鈴木清和さんから受けたアドバイスに説得力があったからです。「所長さんは、慎重に走ろうとしてブレーキをかけています。そのブレーキを外してください。アクセルを踏むのとは違います。ブレーキを外せば疲労はむしろ軽減されるんです」。これまでは、疲れや不安を感じると、足を置くように走ってエネルギーを温存しようとしていましたが、今回は疲れを感じたときほど、エネルギーを足の蹴りに集中させることを意識しました。

■で、その結果は……？
やりました。5時間切りの目標を達成しました。ぎりぎりですけど。

ネットタイム　4時間57分00秒（スタートラインを跨いでからゴールまで）
グロスタイム　5時間00分42 秒（スタートの号砲からゴールまで）

ラップタイムは以下の通り。
Start－05km　30:49:58
05－10km　28:03:43
10－15km　28:48:82
15－20km　30:27:70
20－25km　35:40:62
25－30km　41:09:21
30－35km　44:48:57
35－41.195km　49:45:02
41.195－42.195km　7:27:05

ハーフの通過時間は2時間5分33秒（ネット）で、25kmまでは作戦通りでしたが、そこからの落ち込みが想定以上でした。最後の5kmは疲労と空腹によるガス欠でほんとうに苦しかったです。もしかしたらまたダメかも、ここまででよしとしようか、という気分になりかけましたが、ラスト1kmの表示が見えたところで最後の気力を振り絞ることができました。これまでの自己記録（2004年の荒川市民マラソン）を20秒上回る自己最高記録です。いっしょに走ったＳ夫妻とＳ嬢も、それぞれの目標を達成して元気に完走しました。

次のマラソンの予定は、3月1日に神奈川の三浦国際マラソン（ハーフ）、3月29日に千葉の佐倉朝日マラソン（フル）。佐倉の目標は、なんと大胆に4時間30分です。

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