錦織、猛暑のオーストラリアで初戦敗退

全豪オープン2日目。錦織圭の戦いぶりに注目しましたが、残念ながら初戦、オーストリアのメルツァーに、5-7、2-6、1-6で敗れました。

1stセット、5-3とリードした9ゲーム目、40-15と2本のセットポイントを握りましたが決めることができませんでした（終わってから振り返れば、この2本のどちらかで決めていれば、試合にも勝っていたと思われます）。続くサービスゲームもブレークを許して5-5と追いつかれ、その流れのまま5-7で1stセットを奪われてしまいました。

気落ちしたせいか、暑さのせいか、2ndセットも3rdセットも最初にブレークされると、そのまま最後まで寄り切られてしまいました。

心配された右肘の痛みは、見ているかぎりそれほど感じられませんでした。個々のショットにはいつものように光るものがありましたし、メルツァーを上回っているとさえ感じましたが、やや集中力を欠き、フットワークが少し雑になって、決めのショットにミスが目立ちました。大事なところでダブルフォールを犯したことも、相手を勢いづかせる要因でした。暑さでスタミナを消耗していたのかもしれません。

とはいえ、このクラス（メルツァーは32位）の選手となら、少々状態が悪くても互角に渡りあえる力があることは明らかになりました。非凡な才能の今後が楽しみです。がんばれ錦織！


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