第2位 フェデラー、ウインブルドンでナダルに敗れる！……2008テニス10大ニュース

あと2日で今年が終わります。10大ニュース、先を急ぎましょう。

第2位はフェデラーがウィンブルドンでナダルに負けたことです。壮絶な試合で体が震えました。フェデラーが敗れてランキング1位が入れ替わったことで、あの試合の歴史的意味がいっそう重みを増しました。

ナダルには分の悪いフェデラーですが、聖地ウィンブルドンでは負けないことでプライドを保っていたと思います。しかし、それが崩れました。「断腸の思い」という言葉は、決勝戦後のフェデラーの気持ちを表わす言葉ではないでしょうか。試合後のインタビューに涙で赤くなった目で現れ、落胆を隠さず不機嫌を顕わにしました。ショックの大きさがうかがえます。

来年、フェデラーはナダルとどのように戦うのでしょう。これ以上、対戦成績で水をあけられたくないはずです。とくに、ウィンブルドンで再び負けることはプライドが許さないでしょう。「絶対に負けられない一戦」という言葉も、2009年のウィンブルドンに臨むフェデラーの状況をこそ表わす言葉といえるでしょう。

困難な戦いに臨むフェデラーの、年間を通じての精神力に注目したいと思います。

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