カテゴリ
記事ランキング
最近読んだ本
おすすめリンク
以前の記事
検索
その他のジャンル
|
河口湖マラソンの朝。4時30分起床。手、足、腹、頭……おそるおそる体の各部をチェックしましたが、前夜の酒の影響はそれほどなさそうです。熱いシャワーを浴びたら体も目覚めました。S氏のクルマでスタート地点へ向かいましたが、美しい夜明けの富士は、まるで私の目標達成(5時間以内の完走)を祝福してくれているようでした。
しかし、そんな明るい気分にまもなく影がさし始めます。いや、そもそもそんな明るい気分は私自身の願望にすぎなかったのかもしれません。 河口湖周辺の駐車場はマラソン参加者のクルマでどこも満杯でした。まだ空きがありそうだという駐車場はスタート地点から遠く、しかも橋の上は渋滞でクルマは進みません。駐車を終えた無数のランナーが、われわれのクルマとは逆方向に、スタート地点へと急ぎます。「ランナーは集合を急いでください」という遠いアナウンスが不気味に響きます。天変地異から逃げるクルマで大渋滞というパニック映画のワンシーンを思い出しました。 全員がスタート地点に立てないという最悪の事態を避けるため、S氏だけが駐車場に向かい、S夫人とY嬢と私の3人はクルマを降りてスタート地点に向かうことにしました。小走りにスタート地点に向かった私が、長い長い行列の最後尾に回り込んで一息ついたのは7時30分のスタート直前でした。 S氏はクルマを駐車場に入れることができたのだろうか? スタートに間に合ったのだろうか? そんな私の心配など知らぬかのように、スタートの号砲が鳴りました。湖上に花火が打ち上げられ、はるか前方のスタートライン付近で大きな拍手が沸きあがりました。 不安はありましたが、こうなったら走るしかありません。全員がスタートできたことを信じ、全員が完走できることを信じ、自分は自分の走りをしよう。そう気持ちを切り換えてスタートラインをまたぎました。新たなトラブルが私に襲いかかったのは、その直後のことでした。(明日に続く←引っ張りますね) ●ご用とお急ぎでない方は下のアイコンに応援のワンクリックをお願いします。
by tennis_passtime
| 2008-12-01 23:29
| ●所長のマラソン・登山
|
ファン申請 |
||