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ハンブルグで開催されていたマスターズ・シリーズの決勝戦で、ついにフェデラーがナダルを破った。2-6、6-2、6-0の鮮やかな逆転勝ちだった。ナダルのクレーコート上での連勝記録は81でストップ(81勝の中にはフェデラーから奪った5勝が含まれている)、フェデラーはクレーコートでナダルに初勝利し、通算対戦成績を4勝7敗とした。 第1セット。最初から攻撃的に仕掛けたフェデラーだったが空回り。1ゲーム目こそ苦労してキープしたものの、その後5ゲーム連取され、2-6でセットを奪われた。 第2セット。フェデラーは1ゲーム目をキープしたが、2ゲーム目を痛いスマッシュミスで落としてゲームカウント1-1に。3ゲーム目、ドロップショット気味に決まるかと思ったハーフボレーを切り返されてポイントを失うと、気落ちしたのか苛立ったのか、その後、フォアとバックのストロークで雑とも思えるミスを連発して15-40とされた。第1セットの再現かと思ったが、そうはならなかった。苦労してそのゲームをキープしたフェデラーは、そこから4ゲーム連取し、第2セットを6-2で奪い返した。 ついにフェデラーのプライドに火がついたのか、完全に見切ったうえであらかじめ練っていたゲームプランを発動したのか、凡人の私には理由はわからないが、第2セットの3ゲーム目の15-40から明らかに潮目が変わった。 そして第3セット。サーブもリターンも調子を上げて優位に立ったフェデラーは、粘るナダルをストロークでも圧倒、6-0のストレートで寄り切って雄叫びをあげた。 コートを縦横無尽に走りまくる黒豹に何度も苦しめられたライオンが、ついに百獣の王の威厳を見せた試合だった。
by tennis_passtime
| 2007-05-20 23:57
| ●プロテニス
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