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41歳のサラリーマン遠野悠二は、仕事も家庭も順調なのだが、「何かが足りない」と感じていた。ふとしたきっかけで忘れかけていた野球と再接近。『フィールド・オブ・ドリームス』の主人公に降る天の声──それを作れば、彼はやってくる──にひらめいて草野球のチームをつくろうと思い立つ。 出会いが出会いを呼んで、トントン拍子にできたチームがミステリーズ。対戦相手に送るメンバー表に書いたチーム紹介は「最高年齢68、最低年齢11、職業多彩、美女多数、遊び愉しむスピリットにかけては本邦無比、実力未知数、これぞミステリーズのミステリアスな魅力」。 人間関係にもう少しドラマや陰影がほしいと思わないでもないけれど、さわやか度100%に免じてOKとしましょう。年齢不問の青春小説。キャッチボールっていいなあ、野球っていいなあ、スポーツっていいなあ、と思えること請け合いです。 赤瀬川隼『それ行けミステリーズ』 文春文庫、1996年、本体534円
by tennis_passtime
| 2006-06-10 16:48
| ●読書ノート
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