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ひさしぶりにテニス本千冊行に適した本はないかと探していたら、白水社の文庫クセジュにアンリ・コシェ著『テニス』という本を見つけました。著者はフランス・テニスの四銃士のひとり、収められたるは文化の香り馥郁たる文庫クセジュ、ということで期待しましたが、トレーニング、技術、戦術、指導法などを網羅した、実用面重視の普通のテニス本でした。筆の運びに古き佳き時代(原書発行1964年)を感じるものの、特に文化的・趣味的な側面はありませんでした。 なのですが、本の最後に書かれているフランスのテニスの「ランク付け」に強い興味を持ちました。一読、どういうことか全く分からなかったからです。以下に引用してみます。 四つの等級に区分されている。第一等級では、女子プレーヤーと男子プレーヤー(約三十人)が番号をつけられている。第二等級では、ランク付けは力の順序によって、マイナス15、マイナス4/6、マイナス2/6、0、2/6、4/6、15である。第三等級では、ランク付けは同じように15/1、15/2、15/3、15/4、15/5、30と決められている。第四等級は30/1と30/2の格付けによって、第三等級をじっさいには補足するものである。(p.169) これを読んで、いったいフランス人は何を考えているのか、ワインの飲み過ぎではないか、と怪しむのは私だけではないと思います。ワインの酔いが回っていた私には、まったくわかりませんでした。よかったら、みなさんも考えてください……というところで、疲れたので今日はここまで。謎の解明は次回にご期待ください。 お断り:引用文中、青字の「第三等級」は、本(私が読んだのは初版本)では「第二等級」と書かれていますが、第三等級の間違いであることが後の調査で判明したので、あらかじめ第三等級と改めて引用しました(調査しなくても第二等級では文章がおかしいですしね)。それ以外にも、この説明文は厳密さを欠く部分があるようですが(欠く部分があるからこそ?)、謎めいた雰囲気は十分に伝わるかと思います。 ●ご用とお急ぎでない方はワンクリックをお願いします。 ●もっとご用とお急ぎでない方は▶所長の読書ブログもご笑覧ください
by tennis_passtime
| 2011-02-12 11:45
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