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現在行なわれているアンダルシア(スペイン)の大会前のひととき(4/5)、ビーチテニスに興じるルアノパスカル(写真左手前)、トーナメントディレクターのコンチータ・マルチネス(写真左奥)、ヤンコビッチ(写真右) ちょっと古いですが清水良隆・紺野晃編『ニュー・スポーツ百科[新訂版]』(大修館書店、1997)という本を図書館から借りてきて読みました。書名の通り、さまざまなニュースポーツを紹介している本です。 この本における「ニュースポーツ」とは、考案されたのが比較的新しいスポーツ、外国では歴史があるが日本では比較的新しいスポーツ、起源は古いが競技として整備されたのが比較的新しいスポーツ、広く普及しているスポーツの簡易版(子どもや高齢者でも楽しめる)、といったゆるやかな意味です。たとえば、ビーチバレー、フットサル、ラクロス、セパタクロー、カバディなど、今では十分にポピュラーなスポーツも収録されています。 当然、テニス型(コート上で、ネットを挟んで、打具を使ってボールを打ち合う)のスポーツはどんなものが紹介されているかをチェックしました。けっこうあって驚きました。 ■パドルテニス 1898年、米国ミシガン州で始められた。日本パドルテニス協会はこちら。 ■エスキーテニス 1945年、原爆で廃墟となった広島の子どもたちが手作りのボールを板切れで打ち合って遊んだのが始まり。実業家・宇野本信氏が「スポーツを通して平和を」の願いを込めて考案。名称は「教育科学文化研究所」の英語名の頭文字(ESCI)から。日本エスキーテニス連盟はこちら。 ■テニスバット 丸い盆に柄のついたまな板(ベーコンを切るのに使う)でテニスボールを打ったのが始まりとされる。1970年に西ドイツスポーツ連盟の公認スポーツになった。ビーチバットともいう。東村山市第27回市民テニスバット大会の模様はこちら。 ■パンポン 日立製作所日立工場(茨城県)で職場スポーツとして1929年に考案された。ソフトテニスのボールを板切れで打ち合う。「茨城でもっともポピュラー(?)なスポーツ、パンポンに関するホームページ」はこちら。 ■リングテニス 1914年頃、クリーブ・シェーファー氏により陸上のスポーツとして考案されたが、船上で盛んになり、外国ではデッキテニスと呼ばれている。外国航路の大型船には甲板にデッキテニスのコートを持つものがある。ゴム製のドーナツ型リングを素手で扱う。打具を使いませんがテニスを自称しているので。岩手県立県北青少年の家提供のリングテニス説明資料(PDF)はこちら。 ■ミニソフトテニス 東京都府中市で行なわれていたラリーテニス(本には説明なし)を参考に、1994年に埼玉県三郷市高州地区体育関係者(妙に詳しい)によって考案され普及されたスポーツ。スポーツ健康都市宣言の三郷市総合体育館では火曜の朝に行なわれている模様です。 ■ビーチテニス この本には収録されていませんが(出版された1997年頃にはまだ日本に入って来ていなかったのでしょう)、ビーチテニスというのも、このごろ時々目にします。日本ビーチテニス協会と日本ビーチテニス連盟の2団体が名乗りをあげているようですが、仲よく共存もしくは発展的統合ができればいいのかなあと思います。そし、ビーチバレーのようにビキニウェアを正式採用するかどうかはともかく、スポンサーと大衆的人気を獲得していただきたいものです。 あと、忘れてはならないテニス型ニュースポーツに「手テニス」があります。当研究所のこちらの記事もぜひお読みください。 ●ご用とお急ぎでない方は下のアイコンに応援のワンクリックをお願いします。
by tennis_passtime
| 2009-04-08 01:25
| ●はみだし日記
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